「ひみ寒ぶりしゃぶ」の美味しいお召し上がり方

松本魚問屋の商品開発担当、山下です。

松本魚問屋オンラインストアの冬の人気商品といえば「ひみ寒ぶりしゃぶ」。今回は解凍方法やおすすめの〆など、「ひみ寒ぶりしゃぶ」をより美味しくお召し上がりいただくためのポイントをご紹介します。

美味しくお召し上がりいただくポイントは4つ

①冷凍庫に入れお早めに
②解凍は直前に袋のまま流水で
③しゃぶしゃぶする時は沸騰×
④〆は「ぶりの出汁茶漬け」

4つのポイントを順番に詳しく解説いたします。

①冷凍庫に入れ、お早めにお召し上がりください

弊社の「ぶりしゃぶ」は瞬間凍結させており、その後も超低温保管を行い、ぶりの品質が損なわれないよう管理しております。しかしながら、配送時やご家庭での保管は通常冷凍(-18℃以下)で行われていると思いますので、ご到着後は賞味期限に関わらず、お早目のお召し上がりをおすすめいたします。
※味に大きな影響はありませんが、通常冷凍(-18℃以下)が長く続くと、血合い部分を中心に黒く変色が起こる場合があります。
また、稀に配送業者が温度帯を間違えて配送を行う場合もございます。お受け取りの際には、しっかりと冷凍状態を保っているか確認し、すぐに冷凍庫にて保管をしてください。

②解凍はお召し上がり直前、袋のまま流水にて行ってください

お召し上がり直前に袋のまま流水解凍することで、品質を損なわず簡単に解凍することが出来ます。水の温度によりますが、温かい時期は15~20分程度、寒い時期は20~30分程度が解凍時間の目安です。中心部分を指で軽く押していただき、柔らかくなっていれば解凍完了です。真空の圧力がぶりの旨味を外へと逃がしてしまいますので、解凍が完了しましたら、すぐに袋から出してください。
※常温に長く放置したり、冷蔵庫でゆっくりと解凍したり、電子レンジの解凍機能を使用すると、過剰に熱が伝わり、変色の原因や、匂いがきつく感じる場合があります。必ず解凍はお召し上がり直前、流水にて行ってください。

③しゃぶしゃぶする時は沸騰させないでください

沸騰状態(100℃)にてしゃぶしゃぶを行うと、必要以上に身のタンパク質が凝固し、身に含まれる脂質が出汁にとけだしてしまいます。硬く味気のない状態になりますので避けてください。
まずは付属の昆布で出汁を作っていただき、お野菜と薬味を準備します。「ぶりしゃぶ」には火の通りやすいお野菜(大根薄切り・水菜・ねぎ薄切り・えのき等)がおすすめです。しゃぶしゃぶしたぶりの身で、野菜を包むようにしてお召し上がりいただくと、程よい脂がさっぱりとします。付属の「ゆずぽん酢」の他には、柚子胡椒、紅葉おろしをご用意いただくと、適度な辛みがより一層ぶりの旨味を引き出します。

昆布出汁に野菜を入れ、しんなりとしたら準備OKです。鍋の温度を湯気が軽くたつ程度に調整し、解凍したぶりを一枚ずつしゃぶしゃぶしてください。目安は5秒ほど、表面が軽く白くなれば引き上げ時です。野菜とともに引き上げて、取り皿に置いてください。
(引き上げて、そのままぽん酢に入れると、水分でぽん酢が薄まります。取り皿を使用すると、余分な水分を落とすことが出来るので、美味しい状態のぽん酢を最後まで楽しめます。)

大きめの身ですが、ぽん酢にくぐらせて、口いっぱいに頬張ってください。噛むほどにぶりの脂が広がり、中心部はレアな状態で程よい食感が楽しめます。さらに野菜の食感が加わり、ぽん酢の風味がさっぱりとさせてくれます。これぞ“北陸冬の贅沢”です!

④おすすめの〆は「ぶりの出汁茶漬け」です

ある程度「ぶりしゃぶ」を楽しまれましたら、次は〆に移ります。鍋を沸騰させていなければ、灰汁のない出汁が残っているかと思います。ご飯を用意し、数切れ残したぶりをしゃぶしゃぶし、ご飯の上へ出汁をかけて、ぽん酢をたらせば「ぶりの出汁茶漬け」の完成です。お好みで柚子胡椒を加えて、豪快にかき込んでください。程よく溶けだしたぶりの脂がご飯に絡み、ぽん酢が全体をしっかりまとめてくれます。雑炊よりもさっぱりと大人な〆です。

ここまで来たら十分に「氷見の寒ぶり」を楽しんでいただけたかと思います。ご家族や親しいご友人と一緒に、お酒片手にワイワイと「ひみ寒ぶりしゃぶ」のお鍋を囲んでみてはいかがでしょうか。