「氷見(ひみ)」という地名の由来は?

こんにちは! 広報担当のTです。
このブログでは、私たちのことをより身近に感じていただくために、富山県・氷見市のあらゆることを発信していきたいと思います。

今回は「氷見」という地名の由来についてです。

「氷を見る」と書いて「ひみ」と読みますが、魚の町らしく、どこか涼しげで爽やかな印象を受けますよね。由来については諸説ありますが、氷見市のホームページではこのような説が紹介されていました。

・古代、蝦夷防備の狼煙を監視する場所で、狼煙の火を見るところだから火見(ひみ)と言った。
・海をへだてて、立山連峰の万年雪が見えるところだから氷見(ひみ)と言った。
・海の漁り火が見えるところだから火見(ひみ)と言った。
・海が干し上がって、陸地になったところだから干海(ひみ)と読んだ。

氷見市ホームページより

このほかに、

・美しい朝日を見ることができるから「日見」と言った。
・「火見」だと火事を連想させるから「氷見」になった。(実際によく火事が起きていた?)
・「卑弥呼」に由来する。(邪馬台国は氷見にあった…!?)

という説も個人的に見聞きしたことがあります。

氷見の朝日は「日本の朝日百選」に選定されています

また、万葉集で「比美乃江(ひみのえ)」という地名で歌が詠まれていることから、奈良時代にはすでに「ひみ」という読み方があったと考えられます。ちなみに、現在も氷見の海沿いに「比美町(ひみまち)」という町や、「比美乃江大橋(ひみのえおおはし)」という橋があります!

どんな起源で、どんな変遷をたどってきたのかは分かりませんが、どの由来にも氷見らしいロマンを感じます。もしかしたら「ひみ」という読み方に、その時々でいろんな意味と漢字を当てはめて、語呂合わせ的に楽しんでいたのかもしれませんね。

今回は「氷見」という地名の由来についてご紹介しました。
このほかに地名に関するエピソードをお持ちの方は、ぜひ教えていただけると嬉しいです!